気鋭の歴史学者、国際日本文化研究センター(日文研)助教の呉座勇一さん(37)が今春刊行した『陰謀の日本中世史』(角川新書)は、人々の心を捉える歴史上の陰謀論に挑んでいる。「本能寺の変に黒幕がいた」など、研究者らが取り上げない珍説奇説が、社会で一定の支持を得ていることを危惧したからだ。歴史学の手法で徹底批判し、現代のネット社会にあふれる数々の陰謀論にも、警鐘を鳴らしている。(横山由紀子)
心ひかれる「陰謀論」
前著『応仁の乱』(平成28年、中公新書)が、新書としては異例の47万部突破のベストセラーとなった呉座さん。注目の新刊のテーマは、日本中世史にはびこる数々の陰謀論で、発行部数11万部と好調だ。
巷(ちまた)には数々の陰謀の「真相」に迫ろうとする本があふれるが、ほとんどが歴史作家や在野の歴史研究家の筆によるものだという。「学界の研究者の多くは、陰謀研究を低級と見下している」と明かしたうえで、人々が陰謀に心をひかれている以上、「学界の人間も正面から取り上げる必要がある」と筆を執った。
「本能寺の変」の真相に迫る
とりわけ日本史上最大のミステリーとされる「本能寺の変」。「怨恨(えんこん)説」や「黒幕説」など諸説あり、多くの紙幅を割いた。
織田信長からの非道な折檻(せっかん)や、国替え命令などに怒った明智光秀が謀反を起こしたとされる「怨恨説」。小説やドラマでしばしば採用されるが、「信頼性の低い史料にしか見られない」と反論する。
怨恨説の根拠とされる事件は、「江戸時代の俗書が創作したもので、歴史的事実ではない」。そうした数々の怨恨話が作られた背景には「江戸時代の人々にとっても、大恩ある君主信長に反旗を翻した事実が不可解だったということだろう」としている。光秀の謀反は、いつの時代も大衆の心をとらえて離さない謎なのだ。
豊臣秀吉が陰で操っていたという「黒幕説」は、「結果から逆算した陰謀論」にすぎず、「最終的な勝者が全てを予測してコントロールしていたと考える陰謀論の特徴」とみる。
平治の乱における平清盛、関ケ原の戦いにおける徳川家康の黒幕説なども同様で、「時代を超えて共通のパターンがある」と強調する。
光秀謀反の動機として注目されるのが、信長の四国政策転換説だ。光秀が交渉役となり関係を保っていた土佐の長宗我部(ちょうそかべ)氏の討伐を信長が決定したことで、面目を失った光秀が謀反を起こしたというもので、近年主流化されつつある。
偉人伝は実像か
平家討伐で功績を挙げながら兄の源頼朝に追われ、悲惨な最期を遂げた源義経や、冷淡なイメージが強い頼朝の実像、またわが子を将軍に就けようとして応仁の乱を招いたといわれる室町幕府8代将軍の正室・日野富子の悪女説の実態などを、最新の研究に照らして解説している。
また、家康や信長ら歴史上のリーダーの生涯が、偉人伝としてビジネス本や自己啓発本で取り上げられることについて、「果たして、それが実像なのかどうかが問題」と話す。
「信長や家康のように明確なビジョンを持て」という言説も、結果的な勝者が、未来を予測していたとみてしまう陰謀論の特徴からくるもので、「家康や信長が全てを見通せていたわけではない。判断ミスや見通しの甘さ、弱点もあったし、しょっちゅうだまされ、何度も存亡の危機に陥っている」と解説する。
むしろ、「逆境の時のリカバリーや危機管理の手法こそ学ぶべき」と提言する。
真偽見極める思考
人々は、陰謀論の存在を想像したり、真相を解き明そうとするのが好きだ。しかし、「簡単に信じ、取り込まれてしまう心理、物の考え方が心配」と語る。
ネット社会の現代には、玉石混交のニュースがあふれる。「反日勢力の陰謀」「安倍政権の陰謀」…など、複雑化する現代社会を陰謀論で説明しようとする危うさもある。陰謀論の特徴を見抜き、「何が本物で、何が間違っているかを見極める論理的思考が大切」としている。
産経WEST 2018.4.22 12:00
http://www.sankei.com/west/news/180422/wst1804220003-n1.html
>>1
>関ケ原の戦いにおける徳川家康の黒幕説
なにこれ?
>>22
多分昭和のトンデモ説
>>22
多分、上杉征伐で三成が挙兵するようわざと隙を見せて、
それを待って転進して関ヶ原で叩き潰したって説。
>>1
もし、2ちゃんねるがあったら。
>>1 関ケ原の戦いにおける徳川家康の黒幕説
表に出まくってるだろw
>>1
>家康や信長ら歴史上のリーダーの生涯が、
偉人伝としてビジネス本や自己啓発本で取り上げられることについて、「果たして、それが実像なのかどうかが問題」と話す。
コイツの言いたいことはこれだろうな。
つまり、「家康も信長も、日本人が考えるような偉人ではない」と。
最近、在日チョンが、日本の歴史上の偉人をシキリに叩くよな。
これまで、その俎上に上がってるのは、聖徳太子、坂本龍馬、東郷平八郎、明治天皇、昭和天皇などなど。
コイツらチョンの目指すものは自明だろう。
すなわち、日本の歴史上の偉人を否定し、日本人の誇りを失わせ、日本の国体を崩壊さすことだ。
しかし、そのチョンの策謀に売国奴の安倍が絡んでるのだから、しょうがねえぜ。
日本人はとにかく、日本史上最凶の国賊と見なされてる安倍を追い落とすことが先決だろう。
>>1
四国問題を本能寺の理由とするのもイマイチ納得できない。
>>57
四国問題も理由の1つかも知れないけど
それだけでは弱い気がするな
まあ色々軋轢があったところに偶然チャンスがやってきたので
衝動的に反乱起こしたってことじゃないかな
>>1
だが、史料に頼ってる、重きを置いている学者は、そこまでのレベルでしかないww
この頃の長宗我部さんスゲー良い奴だったんだっけ。
この後、秀吉にいじめられておかしくなったらしいけど。
>>9
長男討死が決定的だった
井沢元彦の本はめちゃくちゃ面白いけど信憑性についてはどうなんだろうか?
>>12
ないよ。信長のイメージを魔王のように捏造したのが、そもそも井沢元彦や堺屋太一らだから。
>>33
>>42
ありがとう。
小説に近いって感じなんだね。
>>12
全く無いよ
この人はこんな人だからこんなことをやるわけがないとかそうに違いないとか資料史料に当たらずイメージと小説的な整合性で書いてるだけ
居酒屋のトークや小説のネタ良いと思うけどね
>>42,>>50
おい、劣等民族のチョンよ。笑い者になってるぞww
オマエらの腐れ本国と違い、
日本の歴史家は小説などを根拠にして人物像を作ることはねえぞw
信長の人物像にしても、
ヨーロッパからの宣教師が直接、信長と交流し、その人物像を子細に伺ウカがって
その本国への報告書にキチンと信長の人物評を書き記している。
また、日本人の信長の側近がキチンと事実に基づいて「信長公記」を書き残している。
>>12
倉山満が言ってたのは
人のネタパクりながら自分が思いついたように見せかける
一般人は素人だから初めて聞いた話が多くて信者になる
ナポレオンやカエサルが政権掌握したときは
一か八かで勝った例
長州の久坂玄瑞らの蛤御門の変も一か八かで敗れた例
明智は敗れた例だな
そう考えれば明智も陰謀とかじゃなく、
野心家が千載一遇のチャンスを狙った感じだろう
ただ、明智には根回しとかそういう政治的センスが無かったんだろう
>>23
信長の部下ではピカ一で政治的センスがあったと思うぞ
ただ、この場合、根回しした時点で察知され信長に*れていたと思う。
根回ししなかったから本能寺までは成功した。
陰謀のない綺麗な歴史なんて教科書だけ
ヤクザがやってきた数々の犯罪の
真相が明らかになることもないヤクザ国家には
綺麗な歴史しか存在しない
>>27
日鉱機墜落
9.11
3.11
これは全て陰謀ですから。
この研究者バカじゃね?
光秀の怨恨は、秀吉が側近に書かせた惟任退治記が初出
怨恨でなければ秀吉がウソをついていたことになる
本当にアホな研究者が多いなあ
>>36
秀吉は結構嘘ついてきた気が
NHKで明智光秀なんかやらんで、天海やれや
>>48
ドラマは天海としての生存説に繋げそう
>>48
早乙女 貢の内容なら大河で見たい
>>48
他国になっちゃうがチンギスハーンは見てみたい。
チンギスハーン役は朝青龍にすればモンゴルからも文句は来ないだろう。
惨*れたホラズム王国オトラルのガイルハーン知事役はモーリーロバートソンにすれば良い。
個人的にはシンプルに光秀も天下狙っただけじゃねと思う。歴史的には信長も
ぽっと出やし、京近くまで来てたんで信長討って、秀吉や勝家戻ってくる前に
天皇や公家に認めて貰って肩書貰って、地盤固めればあるいはという状況だった筈。
>>65
明智が信長を討った後、秀吉や勝家はどうする?と思ってんの?
>>70
秀吉の帰りが予想外の速度という話だが
信長の遺品バラ撒いたりして味方を集め
それでもダメなら地位を約束し取り立てると形振り構ってないから
全然事前準備もしてなかったみたいだ*
>>70
光秀的には、ブラック企業の社長信長が消えて、涙を流して光秀に感謝する予定だったと思われw
買った秀吉も、いくら信長様がブラックだといえ、恩義ある信長様を討つのはダメだといっているくらいだからw
>>81
信長組組長が*れたなら、その犯人の明智を*た幹部が信長組の後をつぐ筆頭候補になるんじゃねーの?
幹部の秀吉も勝家もそう考えると思うけど
>>87
ブラック企業とか言ってる時点でお察し
人は記憶型と思考型に大別できる
源頼朝はなぜ弟の義経を*たのかだが・・・・頼朝が操り人形だったからさ
義経だけではなく源氏の嫡系は根絶やしにされた
北条は悪よの~
>>69の続き
本能寺の変のとき、家康は詰んでた
甲斐は織田が抑え、関東は北条
武田家滅亡で家康は袋小路に陥っていた
更に嫡男の信康を死に追いやったことで織田家との繋がりが無くなってた
史実は現実の人間の記録だから、真相はしょうもなかった
ということもしばしばあるんだよね
天才的な指揮官の采配で大勝利したと言われているような戦いも
調べてみると
ヤケクソで挙兵したらたまたま勝てたとか、相手がミスして自滅したとか
ラッキーで勝ってる戦いはかなり多い
>>82
ミッドウェー海戦とかそうだな
兵力的には日本有利だったのに前線部隊と司令部の連絡の行き違いや不徹底でアボン
米軍側はたまたま日本艦隊の駆逐艦を見つけて後を付いていったら空母発見
>>89
野村監督が言ってたやつだよな。
「不思議の勝ちはあるけど、不思議の負けはない」とか何とか。
コメント
コメントする