売上高は前年比2倍、7年ぶりに1兆円の大台を回復。営業利益は6倍の1775億円だった。
こういう時こそ、内部留保を貯めこまなければ!
朝日新聞 2018年4月26日17時39分
任天堂の業績がV字回復した。26日発表した2018年3月期決算では、売上高が前年比の2倍で7年ぶりに1兆円を超え、営業利益も6倍に跳ね上がった。
昨年3月に発売した家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のヒットが、低迷していた業績を一気に回復させた。
売上高は前年比2倍の1兆556億円となり、7年ぶりに1兆円の大台を回復。9年ぶりの増収につなげた。営業利益は6倍の1775億円だった。
スイッチは1年間で1505万台売れた。計画的に投入した「マリオカート8 デラックス」「スプラトゥーン2」「スーパーマリオ オデッセイ」などのソフトも軒並みヒット。
全世界で1億台以上売ったWii(06年発売)に匹敵するペースでの販売が続いている。
任天堂の業績はゲーム機の売れ行きに左右される。1兆8千億円と過去最高の売上高を記録した09年3月期には、Wiiと携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」が同時にヒットしていた。
だが、12年に発売された「WiiU」の販売は苦戦し、17年3月期まで8年連続で売上高が減った。
スイッチでは、ソフト不足に苦しんだWiiUの反省を生かし、ソフトを定期的に投入する計画を立てている。また、ほかのソフトメーカーにもゲーム機の詳細な機能を公開し、ソフト開発を促している。
今月には、スイッチと、段ボール製の工作キットを組み合わせて遊ぶ「ニンテンドーラボ」を発売した。(中村光)
「スーパーマリオ オデッセイ」のパッケージ(任天堂提供)
(出典 www.asahicom.jp)
https://www.asahi.com/articles/ASL4V416PL4VPLFA006.html?iref=comtop_8_03