名古屋市中区の漫画喫茶で頭や首などを刺され、
殺害された会社員大竹智之さん(35)=愛知県=には、
妊娠7カ月で8月に第2子を出産予定の妻(31)と長男(2)がいた。
この世の中、一寸先は闇だ!
・漫画喫茶殺人、妊娠中の被害者妻「なぜ夫だったの」
真面目で優しく、子ども思いの、一生懸命働くお父さん-。
名古屋市中区の漫画喫茶で頭や首などを刺され、殺害された会社員大竹智之さん(35)=愛知県=には、
妊娠7カ月で8月に第2子を出産予定の妻(31)と長男(2)がいた。
理不尽な突然の別れ。妻は「なぜ刺したのか」「なぜ夫だったのだろう」と現実を受け入れられないでいる。
・妻は19日、知人を通じ報道各社にコメントを出した。
「スキルアップで資格を取るため、勉強に励んでいた」。
銀行員だった大竹さんは自宅ではリラックスしてしまうと、
仕事後に漫画喫茶などで勉強して帰宅することがあり、事件当日もそうしていたという。
地元では旧友らと草野球チームを組み、長崎県出身で周囲に知人がいない妻の自分を気遣って
友人を紹介するなど、公私ともに活発。昨年、夢だったマイホームを建てた。
第2子の誕生を楽しみにし、ベビー用品や教育方針など、家族の将来について夫婦で熱心に話し合ったばかりだった。
事件の朝はいつも通り会社に行く夫を見送った。最後のやりとりは無料通信アプリLINE(ライン)。
昼ごろ、自宅の庭で遊ぶ長男の写真を送ると、既読の印が付いた。
「とてもすてきな自慢の夫。本当に苦しくて無念だったと思う。これからどうしたらいいのか分からない…」
息子が大竹さんの同級生という主婦(59)は「もうすぐ2人目の子が生まれる予定だと聞いていた。
まさか智ちゃんがこんな悲しい事件に巻き込まれるなんて」と言葉を失った。(共同)
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